〜「挽き方」〜
■コーヒー豆の挽き方
コーヒーは豆から粉にすることで表面積が増えます。
粉にすると酸素との接触面も増えるため、挽いた瞬間から劣化がどんどん進んでいってしまうのです。
劣化が進んで酸化したコーヒーは本来の味を保ちにくくなり、苦味や風味などが落ちてしまいます。
細かく挽くと、濃く苦めの味わいに、粗く挽くと、薄く軽めの味わいになります。
<コーヒー豆の挽き方の手順>
①コーヒーミルを用意し、豆をセットします。
手動コーヒーミルで挽くときは、ハンドルを回すリズムを一定に保ち、コーヒーの粒度が均一になるようにしましょう。
早すぎると熱を発してしまうので、ゆっくりと丁寧に回すのがコツです。
②自分の飲みたいコーヒーの飲み方や使用する器具にあわせて、粒度を意識しながら豆を挽いていきます。
たとえばペーパードリップやコーヒーメーカーに使うのであれば「中細挽き」に、サイフォンであれば「中挽き」が適しています。
コーヒーは豆を粉砕した瞬間にもっとも香りを発するので、挽いた瞬間のコーヒーの豊かな香りもぜひ楽しんでみてください。
■コーヒー豆の挽き方5種類|それぞれの特徴・適した抽出器具
1. 極細挽き(ごくぼそびき)
極細挽きの粒度は「上白糖」によく例えられますが、実際の見た目はもう少し細かく、「粉糖のようなパウダー状」になっています。
ここまで細かくなると渋みや苦みが強く出てしまうので、時間のかかるドリップなどの抽出方法には不向き。
短時間で抽出できるエスプレッソなどがおすすめです。
2. 細挽き(ほそびき)
細挽きは、上白糖とグラニュー糖の中間ほどの粒度です。極細挽きほどではありませんが、濃い目の味わいになる挽き方です。
水を一滴ずつ注ぎながら、時間をかけて抽出するウォータードリッパーなどに適しています。
3. 中細挽き(ちゅうぼそびき)
中細挽きの粒度は「グラニュー糖」ほどで、ペーパードリッパーやコーヒーメーカーなど一般の家庭でよく使われている器具を使った抽出方法に適しています。
お湯がコーヒーの粉を通過していく時間などを考慮した上で、最もベーシックな、基準となる粒度と覚えておきましょう。最も一般的な粒度なので、迷ったときは、中細挽きがおすすめです。
4. 中挽き(ちゅうびき)
中挽きの粒度は「グラニュー糖とザラメの中間」ぐらいです。時間をかけて抽出する方法でコーヒーを淹れるときに適した挽き方です。
お湯が接している時間が長い場合、細かくしすぎると雑味が出やすくなってしまうのです。挽き方を少し粗めにすることで、それを回避しています。
5. 粗挽き(あらびき)
粗挽きの粒度はザラメ糖ほどで、大きめの粒になります。
コーヒーの挽き方では、あまり聞きなれない挽き方かもしれません。
粉とお湯の接触時間が長い場合、かつ、金属フィルターなど目が粗いフィルターを使う場合に、粗挽きをぜひ試してみてください。
■選べる挽き方
当店では、7種類の中から、お好みで選ぶことが出来ます。
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1.『豆のまま』
お好みの挽き方で、挽き立ての香リが楽しめます。
2.『極細挽き』
エスプレッソに最適。
3.『細挽き』
水出しに最適。
4.『中細挽き』
ドリップに最適。
5.『中挽き』
サイフォンやドリップに最適。
6.『粗挽き』
パーコレータやフィルター目が大きい金属フィルターに最適。
7.『店主のおすすめ』
豆に合わせて、店主のおすすめで挽かせて頂きます。
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